せっかくなので旅の記録を記しておこう。
9/14(土)~9/16(月)の3日間で山口県を旅行してきました。 振り返ると瀬戸内海の魅力を堪能しつつも、悲しい戦争の過去も学べた旅だったと感じます。 それに妻の友人(僕のかつての会社での同期の同僚)にも会うことが出来たのも良かったと思いました。
記憶が鮮明なうちに旅行記を綴ります。
9/14(土)周防大島にて瀬戸内海に魅了される
朝2時50分に起床。前日は23時前頃に寝ついた記憶があるので大体4時間の睡眠時間。僕は旅行前日などは眠くてもなかなか寝付けない体質だ。楽しみから神経が高ぶってしまうのが勝ってしまうのである。
それでもスッキリとした目覚めだったので妻を起こしてから支度をして3時30分頃に自宅を出発。
なんとか4時前に中国吹田ICを通過出来たので深夜料金で高速道路を走ることが出来た。
大阪市の東部に位置する自宅から門真ICまで行きそこから近畿道、中国道、山陽道の順に走る。
ずっと中国道で西へ走ろうかとも考えていたけれど思っていたよりも交通量が少なくてスムーズに走れそうなので山陽道を選択した。
山陽道では左車線ではトラックが80km/h程度で走っていたので追い越し車線を使いつつ大体90km/h~100km/hくらいで巡航。このくらいの速度がちょうどいい。乗用車が多い時間帯だと猛スピードで後ろから迫ってくる車がいたりして気を使うがこの時間帯だとそういうことが稀なので疲労が少ないように思う。
朝早かったこともあり助手席の妻はぐっすりと寝ていたので僕は音楽を聴きながら車を西へと走らせる。ひたすら目的地に向かって走るこの時間は結構好きだ。
本当なら1時間に1回くらいは車を停めてストレッチをするなどの休憩をした方が良いというのは分かっているのだけれど、目的地が遠いとついつい先に車を走らせたくなり結局6時までノンストップで走ってしまった。
6時に岡山県笠岡市の篠坂PAに到着。自宅を出発してから2時間半。思っていた以上に遠くまで走れたもんだ。
自宅を出る前にバナナを食べていたけれど、さすがに空腹感が出てきたこともありコンビニでカップうどんを購入して外の椅子で頂いた。確か妻はメロンパンを食べていたかな。
少しずつ暑くなり始めていたけれどまだ30度には達していなかったので外で食べる朝ご飯が美味しかった。
その後は広島県を横断する形で走り続けて7時40分頃に宮島SAに到着。自宅を出発してからたった4時間強で宮島SAまで来るとは。渋滞さえなければあっと言う間なのかも。
途中、広島で一回降りて長崎堂のバターケーキを買おうかとも思っていたのだけれど、これからお金を使うだろうし暑いなかでバターケーキを持ち運ぶのは不安なのでやめておくことに。
宮島SAは敷地が広いので少しだけ散歩。設置されていた無料の双眼鏡では厳島神社の鳥居を望むことが出来たのが少しうれしかった。
宮島SAからは少しだけ走って大竹ICで一般道へ。
大竹ICから岩国へと車を走らせる。岩国ではせっかくなので米軍基地近くまで行ってみることに。
米軍基地の周りは異国情緒が漂いなんだか少し怪しい雰囲気もある。沖縄と似た雰囲気だと思った。そして思っていたよりもすぐに米軍基地の入口があったので間違えて入りそうになってしまった。
土曜日だったからか基地からはたくさんの軍人さんが外出されていた。車、ロードバイクなど。日本での休日を楽しんでいたのかな。
また車を走らせる。飲み物がなくなってきたので途中で海岸線にあるセブンイレブンに立ち寄る。目の前が海という素晴らしいロケーションのセブンイレブン。
うらやましいロケーションだなと写真を撮ってしまった。こんな環境に身を置けたらなあと思うんだけれど、もしもそれが叶ったとしてもすぐに見慣れてなんとも思わなくなるだろうし。こんなところに住めたらいいなと思うことはよくあるけれど、実現してもまた新たな欲が生まれるんだろうなと思ったりもする。
でもいつかは自然豊かな環境にて暮らしてみたいな。
大阪でずっと暮らす意味なんてあるんだろうか。たまたま大阪で生まれただけで東京に2年ほどいた以外はずっと大阪で暮らしている。しかも大阪と言いつつも生まれた地域とは全く縁もゆかりも無い場所で今は暮らしている。これからもずっとなのか、一念発起してこういう自然を楽しめるところに移住してもいいのではと思ったり。
話が若干それてしまったけれど、そんなことを思わさせられる場所なのだ。都会が恋しくなれば広島市内なんかもすぐに行けるだろうしね。
綺麗なビーチがある公園。こんな綺麗な場所なのに駐車場は無料。やっぱりこのエリア良いなあ。
ただ9月中旬でまだ9時半前なのにものすごい日差しの強さであまり散策することは出来ず。でも海の綺麗さには驚いた。すぐ横は多くの車が行き交う道路が走っているのに。
そこから更に車を走らせて周防大島へ。なんとなく名前はよく聞くんだけれど大阪からだとなかなかアクセスしずらい島だと思う。でも一度行ってみたいと思っていたので念願がかなったのだ。
まずは飯の山展望台という場所に向かってみる。道中が想像以上に狭い。車が離合出来るスペースが限られており、前から車が来ないことを祈りつつ走った。結果的に前から車が1台も来なかったのでラッキーだった。帰り道では1台だけすれ違ったけれどたまたま離合出来るスペースがあったので難なく通過出来た。
展望台からは周防大島の対岸までの広い景色を楽しむことが出来た。海峡らしい潮の流れも見ることが出来た。
島側の景色↓
小さな灯台があった。ここだけ浅瀬になっていた↓
展望台を後にし、昼食がてら道の駅へ向かう。
周防大島は瀬戸内海のハワイと呼ばれているらしく道の駅も南国情緒が漂っていた。
道の駅では鯵フライの定食を頂いた。お刺身も新鮮で美味しかった。瀬戸内海に魅了されっぱなしだった。
道の駅で買い物なんかをしつつも、観光がてらすぐ近くの真宮島というところまで歩いて行ってみた。潮が引いたタイミングだけその真宮島という無人島に繋がる道が出てくるとのことでたまたま道が出ていたので行ってみた。まあ、行ってみたというだけです。
景色は綺麗だったが炎天下の下だったので早々と退散。
道の駅を満喫したあとは島の南側の道からグルっと島を回ってみる。特に立ち寄ったりはしなかったけれどどこも綺麗な海岸ばかりだった。
道中でこの日の夜に島のお祭りがあり花火が上がることを知ったのでその時間まで起きていれたら行こうと妻と話していた。
そして島を後にして上関の道の駅まで行ってみることに。こちらも綺麗な海岸線をドライブ出来る道ばかりで楽しく運転出来た。
上関の道の駅では特に何をしたというわけではないけれど新鮮そうな海産物がたくさん並んでおり羨ましく思った。さすがに買って帰るわけにはいかないのでね。
ちなみに写真は↓しか撮っておらず。
帰り道では平生町の阿多田交流館で回天のレプリカを見学。また中の展示物なども見学させてもらった。
そこから柳井に移動して白壁の町並みを散策。と言っても観光案内所で色々と教えてもらった後に町を少し歩いて醤油蔵に立ち寄った程度ですが。
こうやって書いていくとかなり内容の濃い1日を過ごしているな。疲れるわけだ。
そしてスーパーに立ち寄ったりしつつも1回宿にチェックインしてから、宿の隣にあったディスカウントショップTRIALに行ったりお弁当屋さんで夕飯を買ったり。
宿に戻ってからシャワーを浴びて夕飯。夕飯はお弁当。
地元の仕出し弁当屋さんで買ったもので美味しかった。それにおまけで色々と頂いたりとその気持ちが嬉しいです。
ノンアルビールやノンアルチューハイと一緒に頂いた。ノンアルビールはたまに飲みたいけれどノンアルチューハイはもう飲まなくても良いかな。冷静に考えるとただのジュースな気が(笑)
お酒を飲まないようにしてから1ヶ月強。なんとか旅先でも飲まなくても大丈夫になりました。内心ではこの日くらいは飲んでもいいかななんて思ったりしてましたけどね。
このまま寝てしまうかと思っていたけれど、花火を見に行ってみたい気持ちが勝ったのでもう一度車に乗り込んで周防大島方面へ。お酒を飲まなければ夜でも活動出来るのが良いですね。
最初は対岸で花火を眺めようかと思っていたけれど、見えない可能性もあると考えて結局周防大島のお祭り会場まで行くことに。
さすがに多くの人で賑わっており駐車場も満車だったけれど運良く1台だけ出ていったので駐車することが出来た。
そして頭上に広がる花火を楽しめた。行ってよかった。そして何もお金を使えていないことに後で気づいて申し訳ない。またいつか再訪して貢献出来たらなと思う。
花火を堪能した後は宿に戻って21時過ぎに就寝。
やっと寝付けたと思ったタイミングで誰かが間違えて僕たちの部屋のピンポンを鳴らしたりして最悪だった。最悪のタイミングで起こされた感じだった。まあ、仕方ないと思ったがなかなか寝付けなくなり30分くらい無駄にした感じだった。
こんなところで1日目が終了。旅行の1日目は予定を詰め込みがちだけれど、こうやって振り返るとやはり詰め込みすぎな気がします。なんでも80%くらいで計画、行動しないとな。
9/15(日)回天の島で学び、宇部で知人と再開する
旅行二日目。前日の結局22時半頃に寝付いたはずだが5時に起床。大体7時間弱の睡眠か。それでもぐっすり眠れたのかスッキリとしていた。
シャワーを浴びるなど身支度をして5時45分くらいに出発。
朝食がなかったので近くのコンビニでパンでも買ってサザンセト伊保庄マリンパークという海岸で食べようと思っていたのだがコンビニが開店前だったので食料を確保出来ずに海岸へ行っただけ。
でも柳井の市街地から10分程度でこんな綺麗な海岸があるのはうらやましいと思った。隣の芝生は青いってやつなのかな。でも僕はいつかは海の近くで暮らしたいと繰り返し思うな。
海岸を後にして周南の徳山港に向かう。朝食は車を走らせながらのサンドイッチ。旅先ではそれくらいがちょうど良いのかな。
柳井から徳山まで1時間強。7時40分のフェリーに乗船する予定だったのだが予定通りに到着出来た。
フェリー乗り場で切符を買ったりして乗船。
向かうのは回天の島である大津島。馬島という港まで。
行きはフェリーだったので44分の船旅だった。フェリーの甲板で過ごしたが海風が気持ちいい。でも日差しは痛いくらいの暑さだ。
海上を飛ぶかもめがなんだか自由に見えて少しうらやましく思った。自分も生まれ変わるならかもめになるのも良いかななんて思ったり。
そして美しい瀬戸内海の島々が浮かぶ景色を回天の乗組員も眺めたのだろうか。そんなことを考えながら大津島へ向かいました。
あっと言う間の船旅で到着した大津島は海が綺麗なのどかな島。でもたった80年くらい前には人間魚雷という今の感覚で考えると恐ろしすぎる特攻兵器の訓練基地があった島である。特攻と言えば飛行機をイメージされる方が大半だと思うのだか魚雷もあったのだ。
はじめに回天記念館を見学。元隊員の方のインタビュー映像を視聴してから展示物を拝観。当時だからこそ回天という兵器が考え出されたのだろう。それも20代前半の若い方が考え出し上申して採用された兵器だそうだ。
現代人の感覚だと到底理解出来ないが当時はそれが当たり前で命を投げ出してまでも身近な家族など大切な人を守りたい、更に言えば日本の国を守りたいと考えることは普通だったのだと理解している。そんな人たちのおかげで今日があるのを忘れてはならないと感じる。
あの頃の写真は白黒なので非現実的で遠い昔に感じてしまうがよく見ると今の僕たちと変わらない顔つきをしている現代人だ。つい最近の話でまだまだ歴史と呼ぶには早いように感じる。
回天の訓練場跡にも立ち寄った。当時とほとんど変わっていない景色らしい。
冷静に考えたら当たり前なんだけど当時もこんなものを作る技術がすでにあったんだなと思った。
見学を終えた後は島の食堂に立ち寄り島うどんとジュースを頂く。クーラーが効いた店内がありがたかったし食事(と言っても間食のつもりだったが)も美味しく頂いた。
帰りの船を待つ間に少し潮風にあたる。日差しは相変わらず痛いほどの暑さだったけれど潮風が少しだけ冷たく感じて気持ちよく過ごせた。
帰りはフェリーではなく巡航船だった。11時10分発の20分ちょいの船旅。やはり行きのフェリーとは速度が段違いだし立てないくらいの揺れだった。
徳山港に到着後は夕方に会う約束をしている知人(元同僚)の住む宇部方面にゆっくりと移動。
途中、防府の町で食事をしたり。
防府天満宮にも参拝させて頂いた。
その後は道の駅に立ち寄りながらも15時半頃に宇部まで到着。
一度ホテルにチェックインした後に知人のもとへ。
その後は山陽小野田市にあるきららビーチ焼野にて景色を楽しみながらも久しぶりの再会を楽しむ。
新しい仕事のこと、家庭のこと、色んな話をした。
なんだか色んな悩みを持っていそうで少し心配にはなったが元気そうで良かったと思った。
人それぞれ色んな悩みや問題を抱えながら生きているんだな。普段は決して表には出さないし出せないのだけれど裏ではみんなもがき苦しんでいるんだ。
でも、そんな苦しみもありつつ楽しいこともある。なんだか人生って難しいなと最近よく思うけどこの時も思った。
海岸からは対面の北九州空港や下関を望むことが出来た。近くにこんなに落ち着く場所があるのはやっぱりうらやましい。
夕飯は知人が幼少期に行ったことがあるというお店にて。ここでも色んな会話をしたけれど少し悩んでいる感じがしたのが気になったなあ。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎていき知人と別れてホテルへ。
23時頃には気絶するかのように就寝。
9/16(月)広島に立ち寄りつつ大阪へ
朝5時45分に起床。
妻と宇部の町を散歩。朝はほとんど人が歩いていないようだった。そもそも車社会だろうから歩く人は少ないのかも。
宇部港まで歩いてからまたホテルへ。
ホテルの朝ご飯を頂く。
産地の食材がたくさん使われておりすごく美味しく頂けた。
朝食の後は出発する支度をしてから9時前に出発。
スーパーや道の駅に立ち寄りつつも12時頃に周南のソレーネ周南に到着。
妻がここのソフトクリームが大好きでどうしても寄りたいとのことだったのだ。
なのでテイクアウトの海鮮丼を頂いてからソフトクリームも頂く。
濃厚なミルクが美味しいんですよね。
ちなみに妻は大きいサイズを2つも平らげていた(笑)
少しだけ中古CDを漁ったりしたかったので周南の町に立ち寄ってから徳山東ICから山陽道へ。
このまま帰るつもりだったけれど時間が少し早かったので広島の街に立ち寄ることに。15時頃に車をフジグラン広島に駐車。
買い物をしてからずっと行きたかったレコード屋さんに立ち寄る。ただ、僕のお小遣いで買えるレコードはなく手ぶらでお店を出る。
近くにあった古着屋さんにも立ち寄ってみた。良い感じの品揃えで妻がスウエットとバッジを購入していた。
17時前頃に広島を出発。
18時頃に八幡PAで夕食として尾道ラーメンを頂いた。なんだか食べてばかりな気がする。
ここでヒッチハイクをしている若者がいた。乗せてあげようかと思ったけれどもなんだかなあと思いそのまま行ってしまった。後になって乗せてあげれば良かったと少し後悔。次からはそんな若者を見かけたら乗せてあげようと思う。
そこから19時頃に岡山県倉敷市の道口PAにて一度休憩をしてノンストップで自宅まで帰宅。自宅に着いたのが22時頃だったので3時間ノンストップはちょっとだめですね。もっと休憩するようにしなければ。
帰り道は交通量が多く走りにくかった。走行車線は少し遅いし追い越し車線は煽られるし。夜は中国道の方が走りやすいかな。でも中国道も暗いなかのカーブは少し怖いですしね…
そして帰り道の高速が全く割引されなかったことに驚いた。通常なら休日割引が適用されるはずなのに。調べてみるとシルバーウィークはETC割引除外日という扱いになったらしい。シルバーウイークと言ってもただの三連休なんですけどね…
振り返ると
あっと言う間に過ぎ去った二泊三日の山口旅行。瀬戸内海の美しさに魅了されつつも回天のことを学べたので有意義に過ごせたと感じています。知人とも再会出来たし良い旅になりました。
またいつか遠くない将来にまた行けたらなと思う。九州旅行の帰り道に立ち寄るなんてのもありかもね。
それまではまた日常を過ごしていこう。